







痔の完治を願い、お尻を突き出し「けつぴたし!」 栃木の奇祭「じかたまじない」を痔患者が体験
人前でお尻を振る行為や、自分が痔であることを披露するのが照れくさいようで、みんな苦笑いしながらお尻を振る。終えると、恥じらいの通過儀礼に挑んだ勇敢さを称えるかのように、境内のみんなが拍手をして祝う。
なぜ保存会はこんな奇行を行事に取り入れたのだろう。「けつぴたし」とは、昔からじかたまじないで「(川に)ケツをひたす」行為のことを指す。川でお尻をきれいにするのは現代では恥ずかしいので、復活にともない「尻洗いの石」で擬似的に清めるようにしたのだ。なんにせよ恥ずかしい気もするが、こうして奇祭は変態性を極めていくのかもしれない。
昔、少なくともこの地域では、卵はめったに食べられない栄養価の高い食材だった。田植えの終わったこの時節、水仕事で体を冷やして痔を抱えてしまった農民たちが卵を食べて治癒を願ったのが、じかたまじないの発祥だと保存会は推測している。ゆでたまごをほおばりながら祖先を思う。痔はデスクワークが増えた現代の病だと捉えていたけど、先代たちも悩まされていたのか……日本人の歴史は、痔と格闘の歴史でもあるのかも。
また、昔の人たちが休みの日に集まっておいしい貴重な卵を食べたのは、地域の親睦を深める場だったのではと、保存会は話す。
「けつぴたしの儀」を終えた高2の女の子に感想をたずねたら、「お尻を振るのってかわいくないですか?」と笑顔。中1の男の子も、「これで一生痔にならない気がする」と冗談交じりにニヤつく。痔を通して楽しい時間を過ごす姿はおそらく昔と変わらない。来年も山内下平の人々はやはりお尻を振って「けつぴたし」と唱えるのだろう。
奇祭から帰って一週間、ぼくのお尻の調子は現状維持といったところだ。痛むたびに例の振り付けと呪文が脳内再生され、つらいのに思い出し笑いをする奇妙な体験を味わっている。
痔の完治を願い、お尻を突き出し「けつぴたし!」 栃木の奇祭「じかたまじない」を痔患者が体験 [IT Media]
奇祭「じかたまじない」、痔の平癒願う 茂木 [Shimotsuke]
techinsanity2011Brian Ashcraft
痔のための神殿があるのか?
dc12manBrian Ashcraft
服部全蔵(銀魂)は、常連に違いないな。

DMooseBrian Ashcraft
成功に装飾された卵もあったね。
それはイースター祭のようなものだが、
しかしなんて面白いんだ。
Rooter McGavinDMoose
月曜の朝に、私に笑いを与えてくれたよ。
ありがとう。
Ellen J MillerBrian Ashcraft
これは、一種の宗教的儀式なのかな。
cesariojpnEllen J Miller
中途半端な儀式でしかないな。
JetzEllen J Miller
嫌いだけど、愛すべきもの、
両方同時であることは可能でしょうか?
Knight Solaire Ellen J Miller
これはちょっと愚かしいように見えるが、しかし私は敬意を示し、他の祭りも探してみるよ。
Seething HatredBrian Ashcraft
あなたは、石が痔を刺激するのだと思っているんだな。
あなたの周りに流れる空気感は寒々しいものですかね?
色んな意味で、実用的な神社だ。
BunzLeeBrian Ashcraft
私はおしりを石で洗浄してみたいね。
・・・その石は必要じゃないけど。
ZacharyBrian Ashcraft
日本は、他の国のように人体の恐れというものを持っていないようだ。
なんて爽やかな儀式だ。
justanothertechieZachary
少なくとも、日本人の訪問者がこれを
迷信だとわかっている見たいだね。
日本にも少しは希望があるな。
こんな儀式が日本にあるのですね。知りませんでした。
その地方独特の祭りや儀式というのは数多くあっても、意外と情報として知らないものが多いです。
昔から行われていることであれば、多くの人が知っていてもおかしくないのですが、地方の慣習というのは、他の場所には知られにくいという特性があるのでしょうかね。
色々探してみると、この栃木県の儀式のような、興味深いものが見つかるかもしれませんね。